Chúc mừng năm mới! 今日は 2024 年の Tết (テト) でしたので、妻とお祝いしました。ベトナムの新年は旧正月ですので毎年日付が変わります。今年は 2 月 10 日でした。
今年は色々な事情があってベトナムにはいけませんでしたので、日本での妻との新年のお祝いとなりました。新年のお祝いにしてはしょっぱいですが、半額刺身を買ってお酒を飲みながら二人で食べました。左の赤飯や手巻き寿司、ツナおにぎりは妻のパート先でもらえるものです。シメは Omachi でした。
ベトナムでは「あけましておめでとう」は chúc mừng năm mới (チュック・ムン・ナンモーイ)と言います。新暦の正月でも旧暦の正月でも chúc mừng năm mới です。元旦は新暦、旧暦でも Tết (テト) と言います。
ベトナム人にとってテトは最も特別なイベントの一つに数えられます。多くのベトナム人はテトを半年ぐらい前から楽しみにしており、テトが近づくにつれて期待値がかなり高まっていきます。
ベトナム人はテトが近くなるとテト関係の音楽をよく聞きます。YouTube 上でもテト関係の音楽のリストをまとめたものがアップされます。
Amazon Music – Bùi Công NamのTết Này Con Sẽ Về – Amazon.co.jp
Tết Tết Tết Tết Đến Rồi
ベトナム航空の機内乗降時の BGM もテトを意識したものに変わります。
テトはみんな飲めや歌えや親戚中をまわりまくって楽しみます。
1〜2週間ぐらいはテト休暇となります。当然みんなテトで休暇を取ったらベトナムの経済は回らなくなりますから、飛行機は飛ぶし市場はやっています。ですが多くのベトナム人は一斉に休暇を取得して実家に帰省します。
帰省時期になると道路はバイクで溢れかえりめちゃくちゃ渋滞します。全然進まない。
少しお金に余裕がある人はリムジンバスで帰省し、もっとお金に余裕がある人は飛行機で帰ります。少しでもお金を節約したい人はバイクで長時間走って帰ります。バイクで走る距離は馬鹿にならず、10 時間とか平気で移動するらしく、途中でガソリンを補給したり休みながら帰るようです。
元旦の前々日とかに忘年会をそれぞれの家で開催し、寄り集まって飲み食いします。
大晦日の夜は日付が変わるまで静かに過ごします。家の前に木の枝をたくさん集めてゴミも一緒に燃やします。家で花火を打ち上げる家もそこここであります。妻のお父さんは空いたスプレー缶を火の中に放り込んで破裂させて花火代わりにしていました。あっちこっちでそういう音がしていたのでスプレー缶を花火代わりにすることもあるようです。スプレー缶が破裂したことなんて見たことなかったので、ものすごい音がして誰か銃でも撃ったのかと思いました。ちなみに花火は公安が実施するものを除いてやってはいけないそうです。
元旦になると朝食を取って早々に次々と親戚の家に移動して飲み食いします。これが 7 時、 8 時頃まで続きます。料理がたくさん出てきます。当然自分の家でも料理を出す立場になるので作るのも大変だし、片付けも一苦労です。
本当に男性はどこでもお酒を飲みます。ジョッキに棒状に凍らせた氷を入れてビールを入れたり、ショットグラスぐらいのサイズのグラスにバナナの葉っぱ等を入れて作った強めのお酒を飲みます。私は自分でもそれなりにお酒は強いつもりでいましたが、頭が痛くなって吐きました。
子供やお酒が飲めない人はペプシコーラやレッドブルを飲みます。
通常は飲酒運転するとベトナムでも捕まりますが、テト付近だと割と大目に見てもらえるようです。見つかったりそれで事故ったりしたら当然捕まりますけど・・・。つまり自己責任でということです。
元旦になるとみんなにお年玉 (Lì Xì, リッシー)をゆく先々で渡して回ります。私はタイミングがわからなかったので妻に言われるがまま渡していってました。どんなに高額なお年玉でも 500K VND (およそ 3,000 円)を超えることはありませんでした。お年玉を渡す相手は祖父母、両親、姉夫婦、子供、お年寄りです。
スイカの種を乾燥させたものをゆく先々で食べました。柿の種みたいな感覚なんでしょう。みんな上手に食べます。私は全然だめでボロボロになってしまいました。
今年の新暦は妻が事情があってベトナムに滞在していたので一緒に祝えなかったので祝えてよかった。来年はベトナムでテトを祝えるといいですね。
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